write by pc works 暫定記事掲載2005// 記事更新/訂正2012/10/14

※このWEBサイトの記事を見て行ったいかなる行為について、私は一切責任を負いません。改造、改良はあくまで個人の責任で行いましょう。また、この換装を行うことによりメーカからサポートを受けることが出来なくなります。PCを分解して組みなおす自身の無い方は絶対にPCを分解しないでください。ノートPCのCPU換装は結構ハイリスクなのです。

※)画像をフォト蔵へ移管しました


SHARP PC-FS1-C1 CPU換装方法

 改造は自己責任でお願いします。失敗しても誰も責任はとりません。

 標準搭載されているCeleronは、WEBブラウズ、メール、ワード、エクセル程度では十分使えるCPUです。しかし、ゲームや動画/音楽の編集を行う場合にはFSBの遅さや、メモリ管理が下手なことも影響し、バランスの良い高速な動作は期待できません。これは、今も昔もハイエンドCPUとローエンドCPUの両方を使ったことがある方ならば、よくご存知かと思います。

 かく言う私も、音楽ファイルや動画編集、絵を描いたりしていて、Celeronの動きのもっさり感にうんざりしていました。そこで、今回は思い切ってこれをCeleron→Pentium3へ換装することにしました。

PC-FS1-C1スペック
CPU Celeron1000MHz(デスクトップ用Socket370)
メモリ 標準256MB(カタログ値最大1024MB、非カタログ値最大未チェック)
HDD 20GB
CD-ROM DVD/CD-Rコンボドライブ(多分Master固定)

 よく、「CeleronやDuronでも十分速いと」と言う人を見かけますが、負荷があまりかからない軽いでは確かにそうかもしれません。しかし、現実には負荷の大きい作業をさせると、とたんにハイエンドCPUとの差が開きます。ここを見てCPUを換装してみようと思う方は、自分がパソコンでしている作業が負荷の軽い作業なのか、重い作業なのか、まずそこから判断するといいと良いでしょう。

 現状で十分ならば、わざわざ手の込んだCPU換装など、まったくするに値しません。

 ※ここに記載している手順は大雑把なもので、わからない事があるならばCPU交換はしないほうが良いでしょう。


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 ACコネクタの隣にある小さい穴を確認し、これに入るピンや針を用意する。


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 上で用意したピンを穴に差込んでおく。※フックをはずすため、押したままにしておく。


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 キーボード上部にある電源ボタン/排気口がついているパネルを軽く左にずらし、丁寧にはずす。


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 ちなみに、先ほどピンで押していた部分は、このようにフックになって簡単にパネルが取れないようになっている。


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 キーボード部分の上部にある螺子をすべてはずす。


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 キーボードをゆっくり持ち上げ、フラットケーブルをはずす。※フラットケーブルのはずし方はPresario1400改造参考。


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 CPU+クーラーモジュールは螺子止めしてある。これをはずす。


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 このような形状でCPUが搭載されている。


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 ソケットの片方に着脱防止パーツがはめてあるため、これをはずす。CPU下部の白いパーツがそのパーツ。


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 CPUを交換、グリスを忘れずに。電圧、クロック倍率は自動設定のようだ。※このソケットの扱いはPresario1400改造参照、オープン、クローズ部分に注意。


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 CPUクーラーも分解し掃除してみた。特殊5センチファンのようだ。


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 手順をさかのぼってもとのとおりに戻せばおしまい。ちなみに、光学ドライブは右の2箇所の螺子をはずして取り出せる。


以上