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RADEON HD 4830
レビュー

+笊化チェック
PowerColor AX4830 512MD3-H
4830gpu


■パッケージ内容/外観 ■取り付け ■笊化 ■ベンチマーク ■発色 ■私的総評

※)画像をフォト蔵へ移管しました


 ※文章未校正のため、怪しい部分や間違った箇所、誤記のある可能性があります。
  時間が取れれば直します。

 CPUとマザーボードを新しく交換したまでは良いのだが、そのせいでバランスが崩れ、どうみてもGPUが力不足になってしまった。
 また、TVに接続しているPCなので、今のものよりも強力な動画再生支援がほしい、そんなわけでVGAの買い替えとなったわけである。

 今まで使っていたのはUVDをサポートする3650、となると、UVD2をサポートする4000番台か5000番台が買い替え候補になってくる。
 しかし、これがかなりの種類が出ており、なかなか決まりやしない。
 筆者は、はじめのうちは5000番台が良いと思えたのだが、長々と考えているうちに特価で4830を見つけ、これを購入にいたった。

 ちなみに、購入価格はボート単体で6600円程度、送料込みで7700円程度である。


■パッケージ内容 △一番上へ

 radeon_hd_4830_010 radeon_hd_4830_001

 パッケージはそれほど大きくない。
 空けて中身を見てみると、いつも買っている廉価製品に比べて、さらにその上を行く簡素さである。

 また、HDMI端子がオンボードになっているため、変換コネクタも必要がない。
 よって、同梱物は非常に少ない。

 なお、付属のDVDはざっと見た限り、ドライバほかユーティリティばかりで、H.264再生やDVD再生のためのマルチメディア系ソフトは無いようである。


■外観 △一番上へ

 ファンのサイズは大きめで2スロになっている。

 radeon_hd_4830_002 radeon_hd_4830_003

 先述のようにHDMIコネクタはオンボードである。
 アナログD-sub、DVI、HDMIと、従来〜最近のコネクタはすべてボード単体でカバーしている。

 カード全体を見ると、ビデオチップ周辺はコンデンサの配置を避け、メモリ上には銅プレートを貼り付けと、GPU周りにはかなりの余裕がある。
 これはリファレンスデザインに違いが、GPUクーラーを交換するのに有利になるだろう。

 radeon_hd_4830_004

 カードサイズは写真上を見れば一目瞭然、通常のサイズより5cm程度長く、最近のミドル〜ハイエンドカード並みのサイズとなる。


■取り付け △一番上へ

 radeon_hd_4830_005

 補助電源なしの通常サイズに慣れていると、このサイズは非常に「でかい」と感じる。

 radeon_hd_4830_006

 特殊な小型ATXケースではこのとおり、ほかの部品や骨組みに補助電源部分などが触れてしまうだろう。


■笊化を試す △一番上へ

 これもクーラーを固定する穴位置が汎用設計となっている。
 それならば従来のGPUクーラーが使えるだろう。
 ということで毎度毎度の笊化のテストである。

 radeon_hd_4830_008

 やはり普通に載せることができた。
 笊化による恩恵は静音化、冷却性能の強化とあげればきりがない。
 これならばゲームや動画を見ている最中でも、ファンの動作音などが気になることはないだろう。


■3D性能のベンチマーク △一番上へ

 ベンチマークに使用したPCは以下の構成になっている。

 CPU Celeron Dual-Core E3200

 cpu-z_4830
 ただし、今回はベンチマーク用にチューンしてある。

 メモリ 3GB(シングルチャネル) 2GB(デュアルOC状態) ※誤記を修正しました。
 M/B G41M-GS

 なお、ここ1年近くOSのクリーンインストールをしていないHDDを使っている。
 各スコアは環境によって受ける影響がかなり強いかもしれない。

 あくまで参考としてみてほしい。

RADEON HD 3650 RADEON HD 4830
ゆめりあベンチ

XGA



ゆめりあベンチ

XGA 3.2倍

※手違いでnonfixの実行ファイルを使用しておりました。
 正しいfix実行ファイルを使用したスコアに修正いたします。
FFベンチ(High)
 約6200
FFベンチ(High)
 約6800 1.09倍
バイオハザード5ベンチ

1152-648
バイオハザード5ベンチ

1152-648 1.87倍
Crysisベンチ

1152-648
Crysisベンチ

1152-648 2.1倍

 低レベルの3Dゲームではほとんど性能は向上しない。
 これは4000番台以降では処理が軽い場合、省電力機能が強烈に働くことが原因であると思われる。
 さらにFFベンチやゆめりあベンチはDirectX9世代。

 よく考えれば最新のDirectXに最適化されている製品群、ドライバ郡ではスコアがあがらないのは当然だろう。

 反面、バイオ5ベンチ、Crysisベンチでは伸びがすさまじい。

 ※ゆめりあベンチは実行ファイルの手違いでスコアが正しくでていませんでした。
 お詫び申し上げます。(すでに十分なフレーム数は出ていますので、体感速度は向上しないということでお願いいたします。)


■発色など △一番上へ

 3650と比較して特筆すべき点はない。



 動画の画質もいつものATIらしい画作りであった。
 UVD → UVD2への劇的な変化はないものの、細部では若干画作りが変わったように見受けられるため、それなりの進歩はあるように思える。

 ただ、UVD → UVD2への変化による画質向上は、大半のユーザーがそれほど気にしないレベルに収まっているようだ。
 UVD2の導入は、今までUVDを使っていたユーザーにとっては、負荷軽減の強化程度に思っていたほうが良い。


■総評 △一番上へ

 4830は現時点で型落ちということもあり、これから叩き売りで遭遇しやすいモデルになるだろう。
 この場合は大半が今回のように7000円を切る価格で販売されると思われる。

 4830は発売当初こそコストパフォーマンスが悪い、nVIDIA系の同クラスのほうが性能が高いなど、散々な言われようであった。
 しかし、現段階では価格もかなり下げられており、かつnVIDIA製品と比較しても9600〜9800程度の能力はある。
 今では値段の割りにパワフル、省電力機能がうまく働けば4850よりも消費電力が少ない、と良い位置にあるように思える。
 58xx、57xx系ほどの目新しさはないものの、3Dゲームもそれなりにこなし、UVD2がサポートされていると言った点は高く評価できるだろう。



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